Stories 北欧暮らしで子どもに誇れる選択 Sustainable Living Journal

Stories 北欧暮らしで子どもに誇れる選択 Sustainable Living Journal

Sustainable Living Journal では北欧スウェーデン在住者から見た持続可能な暮らしのヒントを紹介します。完璧じゃなくても良い。少しずつでもいいから、子どもに誇れる選択をしたいと思い活動しています。

ストックホルムから見えた、モノを減らし自分らしく暮らす北欧流持続可能なライフスタイル。


◽️北欧の暮らしから学ぶ「シンプルに生きる」という選択

北欧スウェーデンの首都ストックホルムに住むようになってから、はや8年。外見や流行に過度に縛られない暮らし方に出会いました。電車に乗るとノーメイクやカジュアルな装いの人が多く、誰もが「自分らしく」生きている。日本で働いていた頃に感じていた「新しい服や化粧品を買わなければ」というプレッシャーが薄れ、本当に必要なもの・好きなものを選べるようになったのです。


◽️モノを持たない暮らしが心を軽くする

北欧のシンプルライフの特徴のひとつが「持たない暮らし」。

モノを減らすことで自分が何を持っているのかを把握しやすくなり、無駄な買い物が減りました。買う前に「代用できないか」「レンタルやセカンドハンドで済ませられないか」を考える習慣も身につきます。スウェーデンでは税金や物価が高いため、できるだけ無駄な消費は避けたいし、長く使えるものを集めるよう自然と「本当に必要なものにお金をかける」意識が育ちます。


◽️クローゼットは“満足度90%以上”だけ

私が目指しているクローゼットの基準は「満足度90%以上」。

自分らしさが感じられるか、頻繁に着るかどうかで判断します。大好きで迎えたはずの服も気づけば、なんだか「重たい」「しっくりこない」「きつい」など、身体や今のライフスタイルにフィットしなくなっていることも。基準を満たさないものは、リサイクルショップやフリマアプリに出したり、資源回収に回す。新しく迎える服はできるだけセカンドハンドで選び、何度も試着して「本当に気に入った」と思えるものだけを購入する。こうした工夫が、無駄な大量消費を減らし、サステナブルな暮らしへとつながります。


◽️北欧的シンプルライフがもたらす心の余裕

シンプルに暮らすことで気づいたのは「他と比べない、期待値は低めに設定する」ことの大切さ。

モノを持たなくても、自分にとって大切なものが分かれば安心できます。北欧では配達が遅れたり、夏は4週間も休暇を取る人が多かったりと、時間がかかったり、物事が必ずしも予定通り進むという保証はありません。でも「まあ仕方ない」と受け入れる文化があり、それが心の余裕を生みます。

完璧を求めず、努力はするけど無理はしない。そのスタンスがストレスを減らし、サステナブルに生きる力になるのだと感じます。


ストックホルムでの暮らしから学んだことは、

◽️不要なモノは持たない、減らす意識をする

◽️他人の目を気にせず自分らしく生きる

◽️本当に大切なものにだけお金とエネルギーを注ぐ

ということ。これは同時に、持続可能な社会の実現にもつながります。北欧流のシンプルライフは、私たちが心地よく、そして子どもたちに自信もを持って示すことができる選択がしやすいサステナブルに暮らすためのヒントになるのです。

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