廃棄されたホテルリネン生まれの上質エコバッグ

 

プラスチックの袋、紙の袋、布のエコバッグ、果たしてどれが気候危機への影響が少ないと思いますか?

正直なところ素材よりも「新品」を使うこと、つまり新しい資源を使って「もの」を作ること自体が環境に負荷をかけてしまうんです。

大切なことの一つはその袋を何回、どれだけ長く使って、モノの寿命を伸ばせるかです。

EUで2021年からSingle-Use Plastic(使い捨てプラスチック利用)が禁止され、袋が全て有料化となったのはそのためです。

 

Circulivの最初の商品になった100%リサイクル素材のエコバッグは、廃棄されたホテルリネンをアップサイクルして作られました。

容量は20Lと大きく、14kgの重さに耐えられる丈夫な作りで、2万5千回上げ下げする耐久テストもクリアしています。

40度のお湯で洗濯も可能で、長く使ってもらえることを念頭に置きながら作りました。

質感がよく、耐久性が高く、何度も洗えるというのは、元々頻繁に洗うことを想定して作られたホテルリネン素材ならではの特徴になります。

 

 

通常ホテルでは、リネンに穴が開いたり、どうしても取れないシミができた場合、どんなに状態が良くても処分しなくてはなりません。

ホテルリネン、特にシーツは肌が触れることを念頭にして作られているため肌触り、質感が良く、さらに大きな布一枚という形なので、加工がしやすいのが特徴です。

再利用と再設計により新しい原材料の使用を最小限にとどめることができる布袋がこのエコバッグになります。

 

Circulivのエコバッグがシーツ素材の元々の色「白」のままなのは、染色する際に使う汚染水を極力少なくしたいという思いからです。

一般的にテキスタイルで商品を作る場合、繊維、糸、織り、染色のプロセスに、環境と気候への影響が64%ほど起因しているという調査があります。

つまり元々あるホテルリネンを使って商品を作ることで、このステップを回避できるため、環境へのインパクトが少なく済むのです。

 

パートナー企業の契約加工工場はパキスタンにあり、Good Environmental Choiceと認定されています。

新しい素材ではなく、すでに何度も洗われたホテルリネンを使うことで、有害な化学物質がほとんどなくなった状態で加工することになるため、工場で働く方の健康被害の削減にもつながります。

 

 

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