ストックホルムを歩いていると、思わず足を止めてしまうセカンドハンドショップが本当に多くあります。
ファッション古着から北欧家具、ヴィンテージ雑貨まで、スタイルも価格帯も幅広く、どのエリアを歩いても宝探しのような気分になれるのが魅力です。

スウェーデンの若い世代では、環境配慮の価値観からプラントベースの食事を選んだり、オートミルクでコーヒーを飲んだり、週末にセカンドハンド巡りを楽しむ子が増えています。
「ファストファッションよりスローファッション」が当たり前になりつつあり、日本から見てもとても刺激的な変化です。

この記事では、ストックホルム在住の私が実際に通っている 本当におすすめできるセカンドハンドショップ（古着＆家具） を、エリア別・タイプ別にまとめました。
観光で訪れる方の週末散歩にも役立つと思います。

 

■ ストックホルム中心部・ソーデルマルムで楽しむ “ファッションセカンドハンド”

Stadsmissionen（スタッズミッション）／Myrorna（ミロルナ）

市内に複数店を展開する老舗セカンドハンドチェーン。
私も寄付や買い物でよく利用しています。

この2店が素敵なのは、購入がそのまま社会貢献につながること。

• 失業者へのサポート

• DV被害者や高齢者支援

• 子育て家庭への衣類提供

• 職業トレーニングの提供

環境と社会の両軸を支える北欧らしさが詰まったお店です。

Stadsmissionen（複数店）

Myrorna（複数店）

 

Arkivet（アーキヴェット）｜きれいめ＆通勤服が充実

最近勢いを増している大注目のセカンドハンドショップがこのArkivet。

オフィス服やきれいめファッションが好きな方にぴったりのショップ。
ストックホルムの大人女性にファンが多く、「ヴィンテージより日常で使いやすい服が欲しい」人に最適です。さらにロケーションもセントラル付近なので旅行や買い物ついでに寄りやすいのもポイントが高い。

Arkivet（Östermalm / Vasastan ほか）

Beyond Retro（ビヨンドレトロ）｜古着の定番スポット

Drottninggatanの中心にある老舗で、古着好きの観光客からも大人気。

ラルフローレンやナイキなど人気ブランドのセカンドハンドに加え、
環境配慮型ブランドの新品アイテム（帽子・サングラスなど）も置いてあり、店内は常に活気があります。

オンライン販売もあり便利。

Beyond Retro（Drottninggatan）

 

Judits Second Hand（ホーンスツル／Södermalm）｜ハイセンスで高品質

SödermalmのHornstullエリアにある、ストックホルム屈指の“おしゃれセカンドハンド” といえるショップ。

• ハイブランドのセレクトが多い

• 丁寧に管理された商品が多く状態が良い

• スタイリングも洗練されている

大人の女性にぴったりで、品質重視で選びたい人におすすめです。

Judits Second Hand（Hornstull / Södermalm）

 

RE-TAIL second hand（中央駅周辺／Central）｜トレンドと品質が両立

Central駅周辺にあり、アクセス抜群。
新品に近い状態のアイテムが多く、現地の若者にも人気です。

いわゆる「掘り出し物」に出会える確率が高く、観光で時間がない人にもおすすめ。

RE-TAIL Second Hand（Central）

 

Siv & Äke（Slussen／Södermalm）｜雰囲気の良いローカル店

Slussen近くにある、センスの良いローカル感あふれるセカンドハンドショップ。
ファッションだけでなく小物や雑貨も可愛く、価格も比較的手頃です。

“落ち着いたヴィンテージ好きのための店”という雰囲気で、散歩の途中にふらりと立ち寄りたいお店。

Siv & Äke（Slussen / Södermalm）

 

Brocante Second Hand Butik（Fridhemsplan / Kungsholmen）｜掘り出し物率が高い

Fridhemsplan駅から歩いてすぐの小さなお店ですが、
「え、これ本当にセカンドハンド？」と思うような質の良い商品が多い穴場ショップ。

• バッグ

• 小物

• 家具のパーツ

• 食器

さまざまなジャンルが揃っていて、つい長居してしまうお店です。ディスプレイも魅力的でついつい入ってしまいます。

Brocante Second Hand Butik（Fridhemsplan / Kungsholmen）

 

■ 北欧雑貨・北欧家具セカンドハンド｜“長く使う文化”が育てた宝物たち

スウェーデンには数十年前の家具が良い状態で残っている理由があります。

• 200年以上国内戦争がない

• 大規模自然災害が少ない

• 歴史的に貧しい時代が長かったため “物を大切に使う文化” が強い

• 自然を尊重する国民性

だからこそ、北欧ヴィンテージ家具は今も大切に使われ続けています。
ここからは私が実際に家具を購入したお気に入りのお店を紹介します。

Drakens Antiques（Kungsholmen）

大きな家具から小物まで揃う人気店。
我が家のアンティーク鏡とランプもここで購入しました。

毎週火曜に新商品が入るので、何度訪れても新しい出会いがあります。

Drakens Antiques（Kungsholmen / Fridhemsplan）

Floras Retro（Bagarmossen）

北欧レトロ雑貨の宝箱のようなお店。
食器、照明、飾り棚などセンスの良いディスプレイが魅力。

我が家のリビングにあるテーブルと本棚はここで出会ったお気に入りです。営業日時が限られているので公式サイト要チェック。

Floras Retro（Bagarmossen & Östermalm)

 

 

Noma Nordic（Sandsborg）

北欧家具専門のセカンドハンド。
ダイニングテーブルやチェアなど“しっかりした家具”を探したい人向け。

店主さんがとても優しく、北欧家具の知識も深いので、家具選びが楽しくなる場所です。

Noma Nordic（Sandsborg）

 

■ ストックホルムのセカンドハンド文化を歩いて体験してみませんか？

セカンドハンドは、単に物を買う場所ではなく、
北欧の価値観・文化・歴史が詰まったライフスタイルそのもの。

旅行で訪れる方にも、日常の空気を感じられる特別な体験になると思います。

北欧の暮らし、サステナブルな視点、文化背景を感じながら、
ぜひストックホルムの街で“あなただけの宝物”を見つけてください。

 

北欧のサステナブルな暮らしに興味がある方は、こちらの記事もおすすめです。
→ ［北欧の循環型ライフスタイルについて読む］