スウェーデン発!廃棄ホテルリネンから生まれた北欧トートバッグ。私がこの循環型アイテムを届けたい理由

スウェーデン発!廃棄ホテルリネンから生まれた北欧トートバッグ。私がこの循環型アイテムを届けたい理由

北欧スウェーデンに移住してもうすぐ15年。文化も価値観も異なる環境に身を置く中で、落ち込むこと、歓喜すること、さまざまな経験を重ねてきました。


そして数年前、私の中で大きな変化が生まれました。「環境に負荷をかけない、サステナブルな生き方にシフトしたい」という強い想いです。

年々深刻さを増す異常気象や気候危機を肌で感じ「大量生産・大量消費を前提とした生活を、このまま続けて良いのだろうか?」と自分自身に問い直すようになりました。
調べれば調べるほど心がざわつき、「これは本当にまずい状況かもしれない」と暗くなる瞬間もありました。

スウェーデンでは、環境活動家グレタ・トゥーンベリさんの活動、選挙での気候対策議論など、環境への意識が社会の中心にあります。そんな環境で暮らすうちに、私自身も「サステナブルでエシカルな暮らし」をより深く知りたいと思うようになりました。

 

サステナブルな選択肢を探す旅が始まった

 

動物性中心(肉など)の食生活を見直し、プラントベースの食事が環境に与える影響を学ぶ中で、私の興味はさらに広がっていきました。
リフィルショップでゼロウェイストに挑戦したり、セカンドハンドを積極的に選んだり、完璧ではなくても「環境負荷の少ない選択を続ける心地よさ」を感じ始めました。

そして学んだことをシェアしたいと思い、YouTubeとInstagramで「COCOの北欧サステナブルライフ」を始めたのもこの頃です。

ただ、続けるうちに気づいたことがあります。それは
「楽しくないと続かない」ということ。

地球のために行動するのは素晴らしいことですが、我慢ばかりでは持続できません。
持続可能性は「生活者である自分自身の幸せ」も含んでこそ成り立つのだと気づきました。

 

ホテルリネンをアップサイクルした北欧エコバッグとの出会い

そんなとき、あるスウェーデン企業が廃棄予定のホテルリネンをアップサイクルしてトートバッグを作っていると知り、胸が高鳴りました。

ホテルのシーツやタオルは、少しの穴や落ちないシミがあるだけで廃棄されることが多く、まだ使える部分はたくさん残っています。
特にシーツは大判の布なので加工しやすく、肌に触れる前提で作られているため質感も抜群。さらに、ホテルリネンは頻繁な洗濯に耐えるよう設計されているため、耐久性が高く長く使える素材です。

「この素材で、日本に向けて北欧デザインのトートバッグを作れたら?」
「私の経験と想いを形にできるかもしれない」

そう考え始めた頃には、すでにブランド名まで決めていました。
それが Circuliv(サーキュリブ) です。


Circuliv の誕生とデザインへの想い

Circuliv は、Circular(循環)+ liv(スウェーデン語で「生活・命」)を組み合わせた造語です。
「循環する暮らしを日常に」という想いを込めて作りました。

最初のデザインには、スウェーデン語で“再利用”を意味する 「Återbruk(オーテルブルーク)」 を採用。
このバッグを手に取った人が、家族や友人と「循環型ライフスタイル」について話すきっかけになれば嬉しい、そんな願いを込めています。

 

あえて“白いまま”で届ける理由

Circulivのトートバッグが白い理由はシンプルです。
染色による汚染水やCO₂排出を減らすため。

新しい布を一から作る際、環境負荷の約64%が「繊維製造・織り・糸・染色」の工程で発生すると言われています。
すでに使用済みで廃棄予定のホテルリネンを活用することで、この工程を完全にスキップでき、環境負荷を大きく減らすことができます。

さらに、配送もできる限り環境負荷を抑えるため、パッケージはFSC認証資材を採用。
「つくる前から、届ける瞬間まで」サステナブルを目指しています。

 

 

“楽しく続くサステナブル”をあなたと一緒に

Circuliv は「無理なく、ワクワクしながら続けられるサステナブル」を提案したいと思っています。

私の行動は小さな一歩かもしれません。
けれど、チリも積もれば山になります。

ハチドリが火事に一滴の水を運ぶ話のように、小さな行動でも必ず意味がある。
そしてその一滴を、みなさんと一緒に運べたら嬉しいです。

Circulivのバッグが、あなたの生活の中で「気持ちよく選べるサステナブルの一歩」となりますように。

 

あなたの毎日に、“循環する選択”という心地よさを。
ホテルリネンから生まれた北欧トートバッグを、ぜひ実際に触れてみてください。
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